触媒用途のハイシリカゼオライト/ZSM-5
ゼオライトの開発はおまかせください。
検討の初期段階でもご相談に乗ります。
ハイシリカゼオライト/ZSM-5の触媒利用について
特徴的な細孔を有するZSM-5は、石油化学などの様々分野で触媒/触媒担体として利用されています。今後もカーボンニュートラル(CN)の観点を重視したクリーン原料由来の高効率変換反応の多くにハイシリカゼオライト/ZSM-5の利用が期待されます。
利用例
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・流動接触分解(FCC)でアディティブとして使用することでプロピレン収率が向上する
・キシレン化合物の異性化やトルエンの不均化等によりp-キシレンを選択的に合成する
・軽質炭化水素からBTX等の芳香族炭化水素を合成する
水澤化学工業株式会社のゼオライト開発
当社のゼオライト開発の歴史は古く、日本初の洗剤用「合成ゼオライト」を1976年に製造を開始しています。ハイシリカゼオライト/ZSM-5も1990年代から生産しており、市場のニーズに対応できるよう技術開発を続けています。
小ロットカスタマイズやサンプル提供について
実機生産設備のほか、小ロットに対応する設備も有しており、お客様の開発段階に合わせた対応が可能です。
※ご依頼の内容により、有償対応となる場合、またお引き受けできない場合があります。予めご了承ください。
1.粒子径制御
粒子径が小さいと外表面積が増加し、反応基質の細孔への拡散がスムーズになります。一方で粒子径が小さくなると嵩密度が小さくなる、凝集しやすくなるなどハンドリング性が悪化します。合成ゼオライトは様々な技術で粒子径調整が可能です。
2.SiO2/Al2O3モル比の調整
ゼオライトは骨格のSiO2/ Al2O3モル比が大きい(SiO2が多い)ほど耐熱性、耐酸性が高くなるとともに、表面が疎水的になるため触媒反応基質の選択性に影響します。 一方、固体酸触媒(H+型)として使用する場合、SiO2/ Al2O3モル比が小さい(Al2O3が多い)ほど固体酸量が多くなるため、調整することで活性、転化率、副生成物の発生量、寿命を最適化することができます。
3.各種イオン交換
用途に応じてH+、NH4+、K+に交換可能です。
4.各種ゼオライトの成形
各種成形機を保有しており柱状、球状の成形が可能です。
ゼオライト触媒開発に有用な各種分析法
結晶構造解析(XRD)、組成分析(XRF)、BET比表面積解析(N2吸着)、細孔解析(N2吸着、Hg圧入法)、蒸気吸着測定、画像解析(光学顕微鏡、走査型電子顕微鏡)、 粒度分布解析(レーザ回折、コールターカウンター、動的光散乱法:DLS)、細孔解析、酸強度分布解析(NH3-TPD)、熱重量示差熱分析(TG-DTA)、pH、電気伝導度、ガスクロマトグラフ
資料ダウンロード
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